スタッフの徒然日記


by shusaron

お燗のはなし

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体の芯まで冷え切るような寒さの日には、「燗酒でちょこっと温まってこ」
なんて声をよく聞きます。
たしかに体はぽかぽかと暖まりますがお酒の温度だけが理由ではありません 
口当たりも滑らかに、柔らかに、
ゆったりと酔いを身体にめぐらせ、身も心も優しく包みこみ
あの独特のほんわかとしたあったかさをかもし出してくれています
酔いも早くて抜けも早いのがお燗の特徴ですので、飲むペースも
古酒同様に掴みやすいです
  
冬だけ楽しむ季節品のように思われるかも知れませんが   
お燗酒の魅力の本質は、お酒に眠るうまみを引き出してくれる事にあるのです   
新酒を少しだけお燗してあげると非常にこなれた味わいがひろがります   
新酒なのに一冬越えたかのような落ち着きある味わいが楽しめます

古酒とお燗酒は、非常に近い関係にあります
常温で長い時間かけて熟成させた古酒にたいし、人工的に時間を短縮させ
酸味をうまみにかえたのがお燗酒と言えるでしょう (古酒の色、味、香り、
豊かさは別として・・・)

じつは、古酒もお燗をつけてあげることによって新たな横顔を見せてくれます
ただし、一昔のような嫌なアルコール臭を飛ばすためにするような熱燗は厳禁
ほんの少し人肌までにつけみてください
日本人でよかったなぁ とほろ酔いかげんで癒されることでしょう

酒茶論では写真の湯銭を使って燗をつけていきます
冷からお好みの燗になるまで変化を楽しめますし、何より、
立ち上る湯気と優しい炎が風情があってよいと評判です

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by shusaron | 2006-02-16 03:27 | 酒茶論日記